この度、株式会社PEZY Computingが開発した第4世代MIMD型メニーコアプロセッサ「PEZY-SC4s」に関する論文が、IEEE(米国電気電子学会)の機関誌である『IEEE Micro』(2026年7-8月号)に掲載されましたのでお知らせいたします。
本論文では、TSMC 5nmプロセス技術を採用し、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)および人工知能(AI)領域において、極めて高い電力効率と柔軟性を実現する「PEZY-SC4s」のアーキテクチャとその事前評価結果について詳述しています。
■ 論文における「PEZY-SC4s」の主なハイライト
・次世代アーキテクチャの採用: 2,048個のプロセッサエレメントを集積し、16,384のハードウェアスレッドをサポート。
高い汎用プログラマビリティを維持しながら、優れたエネルギー効率を達成しました。
・圧倒的な演算性能と電力効率: 3.2 TB/sのHBM3メモリ帯域幅を備え、倍精度浮動小数点演算で24.6 TFLOPS、BF16で576 TFLOPSのピーク性能を実現。
倍精度行列乗算における電力効率は115 GFLOPS/Wに達し、前世代と比較して2.2倍の向上を確認しています。
・AIおよび大規模言語モデル(LLM)への対応: PyTorchベースのソフトウェアエコシステムを構築し、主要なLLMの実装・展開を可能にしています。
・将来のシステム展開: 本プロセッサを搭載した90ノードのスーパーコンピュータシステム(倍精度 8.9 PFLOPS)の構築を計画しています。
弊社は今後も、独自のメニーコア技術を通じて、AIおよびHPC分野における計算基盤の発展と、革新的なソリューションの提供に貢献してまいります。
詳細につきましては、以下のリンクより論文(英文)をご覧ください。
【掲載論文情報】
掲載誌: IEEE Micro (Volume: 46, Issue: 4, July-Aug. 2026)
論文タイトル: PEZY-SC4s: The Fourth-Generation MIMD Many-Core Processor With High Energy Efficiency and Flexibility for High-Performance Computing and Artificial Intelligence
URL: https://ieeexplore.ieee.org/document/11543438
