ヒト全ゲノム解析システム「ZettaVEGA」が、オリジナルGATK最新バージョン 4.6.2.0との解析結果の完全一致を実現しました。

当社が開発・提供するヒト全ゲノム解析システム「ZettaVEGA」の最新バージョン2.27.0が、
ゲノム解析における世界的なデファクトスタンダード・ツールキットであるGATK(Genome Analysis Toolkit)の最新安定版 GATK 4.6.2.0 と、Germlineパイプライン(WGS)において100%の互換性を達成したことを発表いたします。(※1)

ゲノム解析分野、特にGATKは、解析精度の向上や新機能の追加、バグフィックスのために日々アップデートが行われています。
最新の研究成果や臨床応用において、これらのアップデートに迅速に追従することは極めて重要です。

前回のGATK 4.2.6.1への対応(2025年9月発表)に続き、この度のGATK 4.6.2.0への迅速な対応完了は、ZettaVEGAの継続的な開発体制と技術力の高さを証明するものです。
これによりZettaVEGAをご利用の方は、GATK 4.6.2.0で導入された改善点を、従来のGATK標準(CPUベース)の出力結果と完全に一致する高い信頼性を保ったまま、超高速アクセラレーション環境で即座にご利用いただくことが可能になります。

PEZY Computingは、GATKの頻繁なバージョンアップに対してもZettaVEGAの互換性を迅速に検証・提供し続ける体制を構築しております。

(※1) Broad Instituteが提供するGATK 4.6.2.0のGermline VCF(WGS)パイプラインの標準的な出力結果と、ZettaVEGAによる解析出力結果が完全に一致することを確認しています。

News  Posted:2025.11.19  Last Updated:2025.11.19