ヒト全ゲノム解析システム(ZettaVEGA)のホワイトペーパーを更新しました。オリジナルGATKとの解析結果の完全一致を実現しました。

ヒト全ゲノム解析システムZettaVEGAの最新バージョン2.26.0において
・GRCh38・CHM13 T2Tなどのリファレンスにおけるアライメント速度の向上
・GATKとの一致度の向上
・HaplotyepCallerでのPhysical phasingの実装
を行いました。

GATKとの互換性:(昨年12月の解析結果との比較)
Precision FDA Challenge V1 HG001: 99.99970% -> 100%
Precision FDA Challenge V1 HG002: 99.99958% -> 100%

詳細はこちら(ZettaVEGAホワイトペーパー)をご覧ください。

PEZY-SC3 を搭載したZettaScaler-3.0 サーバーでは、33xのヒトゲノム解析を最大で100検体を1日に処理することが可能です。
GATK best practiceに含まれるソフトウェア群を実装しており、オリジナルのワークフローと完全に一致する結果と高精度な結果の両方をユーザーに提供可能です。

今後、ロングリードのアプリケーションやSomatic Callへの対応を予定しております。
また、次世代プロセッサであるPEZY-SC4Sをリリース予定で、PEZY-SC4Sを用いた製品ではZettaVEGAの約2倍の高速化や、AIを用いたアプリケーションを実装し、現場における精度向上、業務効率改善、研究開発の加速に貢献してまいります。

News  Posted:2025.09.16  Last Updated:2025.09.16